真珠は宝石の盤に 〜たねの日記〜

たねです。日記、食べたものや読書を振り返れたらいいな

『三月は深き紅の淵を』を読んでいます-1-(まだ感想に至らないもの)

 いつ買ったのかあまり覚えていないが、やっと第3章まで読み進めた。恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』という本である。第1章は買ってすぐに読み終わった。1週間後くらいにまた第1章から読み始めて、第2章の中盤あたりまで(まだ電車に乗っているところ)。そしてそのまま2〜3年経って、会社の研修先の寮にまで持っていった。ベッドしか置いていない部屋と聞いていたので、限られた荷量の中で最大限に得られる娯楽は本しかないんじゃないかなと考えたのだが、ところがどっこい今はスマホというものがあった。ベッドの上、枕のすぐ横にずっと置いていたのだが、結局期間中読むことはなかった。自分は疲れ果てて何のやる気も起きない状態で本が読める人間ではないようだ。ぼーんやりと動画を眺めて笑っていた。

 

 ということでしばらくぶりに本を開き、またはじめから読み進めることにした。『三月は深き紅の淵を』は作者不明の『三月は深き紅の淵を』という稀覯本をめぐる4つの篇からなる。自分が読んでいる本と同タイトルの本が物語をつなぎあわせているというのが面白いなというのが初めて読んだ時の印象だった。わくわくする!

 

 しっかり読んでいたはずなのに、やっぱり内容が新鮮に感じられる。今のところ、第1章が一番好きで、第3章の終盤では手汗がばっと吹き出した。第2章は冷たい夜の空気感が好きだ。夜の列車で暗闇を抜けていってみたいな。詳しい感想は2回3回と読み重ねないと確かにならない気がするので、とりあえず読んでいるよ~という記録を残す。読んで考えたことは続きのブログで記したい。

 

 

 はじめてブログに記事というものを書いた。日記をノートに手書きするのがなかなか続かないので、これならできるといいなと期待している。昨日ほとんどやるべきことを済ませてしまったので、今日は特にやることの見つからない日だった。